ホットヨガはやめた方がいい理由は?控えるべき人や楽しむコツも解説

ホットヨガはやらない方がいいの?

ホットヨガをやらない方がいい人は?

ホットヨガを安全に取り組める方法は?

今回はこちらの疑問に答えます。

記事の内容は以下のとおりです。

・ホットヨガには「熱中症」「脱水症」「自律神経の乱れ」「怪我」などのリスクがある。
「高齢者」「熱中症になったことのある人」「高血圧、心臓や肺の疾患のある人」「妊婦」はホットヨガはできない
他のスポーツと同様に、体調を過信せずに自己管理をしながら楽しむことが大切

ホットヨガにはさまざまな効能があります。

ダイエットや美肌、ストレス解消など、日常生活で求めている恩恵がたくさん得られます。

しかし、ホットヨガは特殊な環境下で行うため、安全管理をしなければならないことも事実です

そこで、「ホットヨガはやらないほうがいい」といわれる理由や、ホットヨガをやるべきではない人をまずは解説します。

そして、ホットヨガをするにあたりどのような自己管理をすべきなのか、具体的に解説します。

ホットヨガに興味がある方も、ぜひ参考にしてみてくださいね。

※もし今体調がすぐれない場合には、すぐに病院へ行き診てもらいましょう。

ホットヨガに限らず、どのスポーツも同じように自己管理をしながら楽しみましょう。

【筆者の紹介】
スポーツメディアやパーソナルジムなどでのメディアの記事執筆の仕事をしています。
ホットヨガスタジオやフィットネスジムのホットヨガのレッスンを100本以上受講
ヨガの学びを深めるべくRYT200も取得。
現在はホットヨガのある生活を楽しみつつ、伝統的なヨガの流派の1つであるアシュタンガヨガを4年間継続。

目次

ホットヨガは体調が良い時に!無理をするのはやめたほうがいい理由は?

熱中症のリスクがあるため

ホットヨガには熱中症のリスクがあります。

ホットヨガは
・室温38℃
・湿度65%
という熱中症予防では「危険」といわれる環境下で行われます。

そのためレッスンを受けて具合悪くなった人がいるという話も耳にします。

熱中症の症状(一例)

・のぼせ、ほてり
・吐き気
・頭痛

熱中症の症状が現れてから「半分の人が通うのをやめた」と回答したデータもあります。

レッスン中やレッスンを終了してから症状が出ることが多いようです。

もちろん、全員が熱中症の中無理してヨガをしているわけではありません。

しかし、もし体調に異変を感じたらすぐに中断することが大切でしょう。

自律神経が乱れるリスクがあるため

ホットヨガの高温多湿な室内環境や、スタジオを出たのちの気温差により自律神経が乱れるおそれもあります。

もし違和感を感じたらすぐに休める体制をとることが大切です。

ちなみに、ホットヨガには自律神経を整える効果も期待できるといわれています。

深い瞑想を行えることで、精神面でのリラックス効果が期待できます。

発汗によるリフレッシュ効果も期待できるでしょう。

しかし、過度に無理をすると反対に自律神経が乱れることもあるということです。

「無理はしない」「適度に動く」ことがホットヨガを楽しむコツかもしれません。

脱水症になるリスクがあるため

汗を大量にかくホットヨガは、脱水症になる可能性があります。

ホットヨガでは1リットルもの汗をかくといわれています。

そのためホットヨガスタジオでは「1リットルの水」を持参してレッスンを受けることが推奨されています。

レッスンを実際に受けると、1リットルはしっかり飲み干せることがわかります。

汗をたくさんかけることはとても爽快です。

安全に楽しむためにも、レッスン中はもちろん前後にも意識して水分を取りましょう。

体に痛みが出る恐れがあるため

ホットヨガに限らずですが、ヨガ全般において怪我をすることもあります。

ヨガに限らず、スポーツ全般にいえることかもしれません。

ヨガでは、「首や腰の痛み」、「関節の痛み、捻挫や脱臼」が多い傾向にあります。

早めにマットを敷いてにストレッチをする
・ポーズを無理完成に近づけない
痛みを感じる手前でポーズを止める

上記のように、体に負担をかけないで続けることが大切でしょう。

「ヨガは人と比べるものではなく、自分も他人も傷つけない」

というヨガの基本に立ち返ることも、大切かもしれません。

ホットヨガをやめたほうがいい人もいる!

高齢者

高齢者でもホットヨガはできますが、あまり無理をしない方がよいでしょう。

できれば常温で行うヨガの方が安全です。

例えば暑い環境下でバランスをうまく取れず、バランスを崩して転倒してしまうリスクが考えられるでしょう。

65歳以上の年齢層は、65歳未満の年齢層に比べて
怪我の割合がとても多かった(10万人のうち57.9人)というデータもあります。

また、高齢者は熱中症になりやすいです。

熱を体の外に逃す機能が低下したり、喉の渇きに気付きにくいなどのリスクがあります。

もし実践する際には強度の低いレッスンを選ぶなど、無理をしないことを意識しましょう。

熱中症になったことのある人

熱中症になったことのある人は、ホットヨガの環境下でも熱中症になる可能性があります。

生活習慣を正すことなどにより、体質を改善できる場合もあります。

しかし、無理をしないことが大切です。

もし、体調が改善している場合には、ホットヨガの体験レッスンで試すのもよいかもしれません。

しかし、あくまでも無理は禁物、異変を感じたら即座に退室しましょう。

その場合は、もちろん入会せずに帰って体調の様子を見ましょう。

高血圧や、肺や心臓に疾患がある人

ホットヨガは高血圧だったり心臓の疾患をお持ちの方は控えましょう。

温かい環境下で心拍数が高まることで、心臓へ負担がかかる可能性があるためです。

また、体が温まることで咳が出やすくなります。

肺の疾患にかかっている場合にも、ホットヨガはやらないようにしましょう。

妊娠している人

妊娠に気がついたらホットヨガは控えましょう。

子宮を圧迫したり、バランスを崩して転倒したりすることを避けるためです。

妊娠初期の段階では気が付かない人もいます。

しかし、なるべく早いタイミングで辞めることが大切です。

ちなみに、LAVAのように母子手帳を持っていけば解約金がかからないスタジオもあります。

妊娠前も安心して通いやすいですね。

ホットヨガを安全に楽しむための注意点|5つ

レッスンは1日1回、週1〜2回程度が目安

ホットヨガは1日に1回、週に1〜2日程度を意識しましょう。

通いすぎることで、脱水や熱中症のリスクが高まることがあるためです。

ホットヨガは楽しいあまり、高頻度で通っている方もいます。

また、通い放題のプランを契約している場合には、元をとろうとして毎日通いたいと思うかもしれません。

毎日のように通ってももちろん何事もない方もいます。

しかし、安全に長く楽しむためにも「もう少し通いたい」くらいでとどめましょう

腹八分目を意識することが大切です。

水分摂取!涼しいところでの休憩!!自己管理をする

ホットヨガを安全に行うためには自己管理が大切です。

例えばフラフラしたり、涼しいところに行きたいと思ったら、すぐにスタジオを出ましょう

特殊な環境に身を置くため、予想しない出来事が起こることもあり得ます。

万全な体調で臨むことはもちろん、レッスン前にも適度に水分をとっておくなど意識しましょう。

レッスン中もインストラクターから頻繁に指示があります。

水分補給をしっかりして体調に合わせて動くようにします。

体調に合わせた強度のレッスンを選ぶ

ホットヨガのレッスンは、その日の体調に合わせた強度のものを選びましょう。

例えばヨガに慣れていて、身体が柔らかく筋力がある方でも要注意です。

疲れている場合には無理をしないことが大切です。

元気な時にはチャレンジポーズが多い強度の高いレッスンもよいでしょう。

一方、

・生理前や生理中(詳しくはこちらの記事を参照)、
・疲れを感じる時

などにはいつもより強度の低いレッスンを選びましょう。

ちなみに、強度の低いレッスンも発見がたくさんあって想像より楽しめます

実力だけではなく、その日の体調をみながらレッスン強度を調整してみてください。

風邪症状、下痢などがあるときはレッスンは休憩

体調が悪い時には、思い切ってホットヨガを休憩しましょう。

LAVAやloIveはレッスン開始1時間前まではキャンセルできます。

CALDOは予約が不要なのでキャンセルによる損はないでしょう。

体調や予定を見て「行けるかどうか怪しい」という場合には、ゆっくりする時間を確保するのが賢い判断です。

レッスン前2時間は食事は取らない

ホットヨガを安全に、かつ効果的に行うためには食事管理も大切です!

手軽で健康的な食事を以下の記事で解説しています。

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ダイエットを成功させたい方も、ぜひ参考にしてみてください。

体調に気をつければ効果は絶大!

ホットヨガは「やめたほうがいい」のではなく「自己管理のもとやれば十分に楽しめる!!」です。

実際、元気に楽しく通っている方が多いです。

・柔軟性の向上
ダイエット効果
・気分の落ち込みの改善
ストレス解消
美肌
・筋力の向上

ヨガのポーズのポーズ一つひとつには、身体を整える効果があるといわれています。

例えば内臓の働きを改善したり、腰痛や肩こりを緩和したりなどの効果が実感できるポーズもあります。

生活にヨガを正しく取り入れれば、強い味方になります。

ホットヨガで元気に、生き生きとした自分に出会うためにも、ぜひ自己管理をしながら取り組んでみてくださいね。

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この記事を書いた人

ヨガの国際資格「全米ヨガアライアンス200(RYT200)」取得。
ヨガ歴10年。ホットヨガは100レッスン以上受講。
スポーツメディアやパーソナルジムなどのメディアでヨガライターとして活動。

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